冷え性の原因と予防法 – 健康な体を保つために
2023/12/13
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「冷え性」と「低体温」の違いって?
現代人の冷えの原因は、基礎代謝の低下、
食生活、過度な緊張やストレス、睡眠不足、
自律神経の乱れなど多岐にわたります。
「冷えは万病の元」と言われているように、
体や心の不調と冷えが結びついていると考えられています。
まずは、似ているようで大きく異なる
「冷え性」と「低体温」の違いについてご紹介します。
冷えた手を温めている様子
「冷え性」とは
冷え性とは、人が寒さを感じない程度の温度環境で
手足などが冷えることを指します。
必ずしも体温が低かったり、
触ると冷たいというわけではありません。
原因
血流の悪化や不規則な食事による基礎代謝の低下、
自律神経の乱れ など
症状
手足の冷え、肩こり、関節痛、不眠、便秘や下痢 など
「低体温」とは
低体温とは、代謝によって発生する熱と、
体から逃げていく熱のバランスが崩れ、
深部体温が35度以下まで低くなることを指します。
原因
寒いところで長時間過ごす、冷たい水に漬かるなどの環境的要因
症状
激しい震え、意識障害、錯乱の出現 など
生活習慣で冷え対策をするには?
まずはあなたの「冷え」をチェックしてみましょう。
「冷え」チェック
□ 頭痛や肩こりが気になる
□ 体力がなく疲れやすい
□ 腹痛や下痢が多い
□ 吹き出物や肌荒れが気になる
□ 顔や上半身がのぼせる
□ 寝つきが悪い
一つでもチェックが付いた方は、
その症状に冷えが関係している可能性があります。
日々の生活習慣と冷え性は大きく関わっています。
ここでは、生活習慣から体の冷えを
防ぐためのポイントをご紹介します。
【ポイント1】運動習慣を身に付ける
体を動かすことで血液の流れが良くなり、
新陳代謝が促進され、体温の上昇につながります。
仕事や家事の合間に簡単なストレッチをする、
積極的に階段を利用する、
近所へは徒歩で移動するなどして、
寒い季節でも体を動かすように心掛けましょう。
【ポイント2】ストレスをためない
ストレスをため込むと、
神経のバランスが崩れて体の末端の血流が悪くなり、
体が冷えてしまいます。
十分な睡眠と休息の時間を確保し、
ストレスをため込まないようにしましょう。
【ポイント3】起床時に白湯を飲む
起床時は体温が最も低く、
また一日の中で最も水分が失われています。
体が水分を吸収しやすい起床時に
白湯を飲むことで内側から
体を温めることができます。
白湯は胃に負担がかからないよう、
少し冷ましてから飲むようにしましょう
【ポイント4】半身浴をする
38~40℃くらいのぬるめのお湯に
入浴することで体を温めることができます。
じんわり汗をかくくらいまでお湯に漬かるようにし、
入浴後は湯冷めしないように速やかに衣類を着ましょう。
逆を言えば、冷たい飲み物が好きな方、
浴槽に漬からずシャワーのみの習慣の方、
無理なダイエットをしている方は
体が冷えやすいタイプの特徴として挙げられます。